リンダの日記

長考する人のブログ。

誰でも出来る、張り合いのない毎日を有意義に変えていく二つの方法

 


目次


 

1.張り合いのない毎日を過ごしている私

どうも。 これまでも何度もブログを書こうとして何度も挫折してきたハットリです。

この章はひたすら自分語りで大した内容もないのでさっさと読みたい人は2章へ。

 

 

四回生になり研究室に配属され忙しい毎日を送るはずが、未だに春休みのような毎日を送っている。さぼっているのかというとそういうわけではなく、私は相変わらず真面目なのである。

原因は環境のほうで、研究室配属が例年よりも2週間延長されたり、 配属後一か月は何も予定がなかったりするためである。

大抵の人は学校の夏休みや春休みといった長期休みを大変に有難がるし、私もいままでは有難がってきた。私が今の暇さ加減を人に話すと大抵羨ましがられる。

しかし今の僕の休みは想像されるほど有り難くない(などど言っていると誰かに刺されそうだが)。

なぜならば自分から求めなければ張り合いのあることを容易に見失い、無気力と孤独に襲われるからだ。

 

院試勉強や就職の準備は長い目で見れば必要だが、そこまで差し迫ったものではないのでそこまでやる気も湧いてこない。

バイトには孤独をいやすために週二回ほど行くが、お金が貯まったからといってそれを使って特段やりたいこともなくそれ以上バイトをしようとは思わない。(生活のためにバイトをしなくてもいいようにしてもらっている親には大変感謝をしなければならないが)

普通の学校の長期休みとは違い、友達は就活など普段通りの毎日を送っているからあまり相手をしてもらえず、趣味をやるにしても遊ぶにしても大抵は一人である。さみちい。

このような状況では自ら張り合いのあることを見つけて無気力から脱する方法を探すしかない。

この問題は大学生が陥りやすいもののように思うし、人生の早いこの時期に経験しておくことはとても大切だと思っているけれど、なかなかつらいものだ。

世の中にはこの解決策は無数にあるだろう。そして、誰もこの問題に対して完璧な解決策は提示できまい。けれども、ここでは私がそんなつらい中でもがいて見つけ出した解決策を二つ紹介するとしよう。

2.張り合いのない毎日を有意義に変えていく二つの方法とは

 

それはずばり、読書ブログである。

 

「おっと、なんだこれは、あまりにも地味だ!!!ひどい!! Too bad!!!」

「私は海外へ留学したり、何か資格を取ったり、恋愛に浸ったり、スポーツに打ち込んだりといった大きな夢を追いかけるようなスケールの大きい解決策を期待していたのに。」

となどとお思いの方も多いと思うがそういう方を無視しているわけではない。

 

この読書ブログは人間として人生を生きる上での母艦になるだろう。数学において発展問題を解こうと思えば基礎問題をひたすら叩き込むことが大切なように、大きな夢を追いかけようとするならば、人生の土台を固めていくことは重要になるのではなかろうか。

 

以上を踏まえたうえで二つの方法について解説していこう。

2-1. 読書

2-2-1. なぜ読書か

ところで読書に拒絶感を持っている人は多いのではないだろうか?大学生協の2018年データでは実に48%の大学生が本を全く読まないことが分かっている。

かく言う僕も、少し前までこの48%の中の一人だった。驚かれるかもしれないが、漫画すら読んだことがないくらい最近になるまで読書はほとんどしてこなかったし、せいぜい読んだ本と言えばゲームの攻略本くらいなものだった(マジで)。読書はどうもお勉強してる感があって好きではなかったし、自分は読書とは縁がない人間だと思い込んでいた。

そんな読書嫌いな私は、大学に入ってから読書の大切さを謳ったネット記事や、大学の先生にときどき遭遇した。「読書したからここまで出世できた」とか「世界で成功した人には読書家が多い」といったことが言われていた。

そんな漠然とした読書不足に対する不安を抱きながら少しづつ本を読みつ止めつしていたところ、不意に暇つぶしに入った本屋で最近の自分の読書の指針となる本に出合う。

それが『読書する人だけがたどり着ける場所』である。表紙は真面目っぽさ全開で嫌な感じを覚える人もいるかもしれないが、残念ながら内容はいたって真面目である。しかし、真面目の権化である斎藤先生の文章は、単純明快で面白いのだ。 

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

  • 作者:齋藤 孝
  • 発売日: 2019/01/08
  • メディア: 新書

まえがきからはっとさせられる。「わざわざ本を読まなくてもネットでいいじゃないか」という意見を「向き合い方」の観点から論破。スマホに張り付いていた自分に猛省する。

人生を豊かにしてくれるツールとしての読書を本の出合い方、読書法やブックガイドを交えながら、分かりやすく教えてくれる。著者・齋藤孝先生が深い知識・経験を持った教養人であり説得力がすごい一冊。

この本に出合ってから本の読み方を知って本にハマれるようになった。

本で新しい知識・考え方を得れば日常生活で試したくなってくる。うまくいったときは嬉しいし成長を感じられる。これこそ人生で私の求める一つの「楽しい」の答えだ。

2-1-2. 私の読書目標(例)

最近は以下のブックガイドも参考にしている。時代の荒波を超えてきた質の高い名著ぞろいなので大学生に非常におすすめ。もちろんそうでない人にとってもあまりにも有益だと思う。

大学教師が新入生に薦める100冊(私が知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる)

100冊全制覇して書評を書くのが今の目標。

因みに100冊リストのうち既読が

  1. 『生命とは何か』エルヴィン・シュレーディンガー岩波書店
  2. ガリヴァー旅行記ジョナサン・スウィフト岩波文庫
  3. 『愛するということ』エーリッヒ・フロム/鈴木晶訳(紀伊國屋書店
  4. 君たちはどう生きるか吉野源三郎岩波文庫
  5. 方法序説』ルネ・デカルト岩波書店

の5冊。

途中読みが

  1. 『理科系の作文技術』木下是雄(中央公論社
  2. 『知的複眼思考法』苅谷剛彦講談社α文庫)
  3. ゲーデルエッシャー、バッハ』ダグラス・ホフスタッター(白揚社
  4. 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』リチャード・ファインマン岩波現代文庫
  5. 『一九八四年』ジョージ・オーウェル(ハヤカワ文庫)
  6. 『こころ』夏目漱石(新潮社)
  7. もやしもん-TALESOFAGRICULTURE-』石川雅之講談社
  8. 『生きがいについて』神谷美恵子みすず書房
  9. 『国家』プラトン岩波書店
  10. 『日本人の英語』マーク・ピーターセン(岩波新書
  11. 『理系のための研究生活ガイド』坪田一男(講談社

の以上11冊。

社会人になるまでに読みきりたい。それも、一回読んでおしまいではなくて、しっかり自分の血肉になるまで。

 

以上、読書について紹介した。

張り合いのない毎日を、読書で成長しながら楽しい毎日にするのはどうだろうか。

続いてはブログについて!

2-2.ブログを書く

なぜブログか

まず前提として、ここでのブログはアフィリエイトメインのブログやキュレーションサイトではなく個人ブログを指すことにする。

さて、ブログを書いて一体何になるのだろう??SNSで気軽に自分から発信できる現代でのブログの価値とは、一体何だろう??

ブログとは、「自身が成長しながら、自分にも他人にも喜びを与えられる資産」と私は考えている。私自身ブログ初心者で説得力に欠ける面があるが、それでも既にブログの有益性を感じている。

私がこのように考える理由は大きく分けて三つある。以下、一つずつ紹介していく。

2-2-1. 書き出すことでより物事を腹で理解できるようになる

アウトプットは大切だ、とよく言われる。教科書を読んでも演習問題を解かなければほとんど見に付かない。教科書だけ読んで分かった気になってテストを受けてみたら、全然出来なくて単位を落としたほろ苦い経験は誰にでもあるのではないだろうか??私はあります。

世の中にあるさまざまな技術を習得するためには、先人たちが積み上げた理論や経験を聞くのも大事で欠かせないものだが、それだけでは不足している。技術の習得には自ら習練に励むことも必要なのだ。

 

ドイツの社会心理学精神分析、哲学の研究者であるエーリッヒ・フロムは次のように述べている。

技術を習得する過程は、便宜的に二つの部分に分けることができる。一つは理論に精通すること、いま一つはその習練に励むことである。 -『愛するということ』 エーリッヒ・フロム

そして技術の習練とは、実際に自分で腑に落ちるまで、腹で理解するまで使ってみることだ。

実際の経験を山ほど積んで、理論的知識の集積と実践の結果が一つに融合し、自分なりの直感が得られるようになったときにはじめて、(中略) マスターしたといえるのだ。この直感こそが、あらゆる技術の習得の本質である。 -『愛するということ』 エーリッヒ・フロム

 

スポーツであれば、素振り・シュート練習などで「正しいフォーム」という理論の習練をすることが欠かせない、と勝手に思っている。これまでの私の経験上、スポーツを極めようとしている人は自分には見えないところで(こっそり)猛烈に基礎練習をこなしている。

 

勉強であれば、良い演習問題を数多くこなすことは習得するための王道だろう。

しかし、世の中には良いアウトプットが難しいものがある。

 

例えばその一つが、毎日を有意義に変えていく方法一つ目の読書である。

読書のアウトプットをブログでやる

本もただ読むだけではなんとなく分かった気にはなりはするものの、実のところ全く身についておらず、すぐに忘れてしまった経験がある人は少なくないのではないだろうか??

読書の項でも紹介した『読書する人だけがたどり着ける場所』において、読書のアウトプットで特におすすめされていたのが、友達との対話である。

 

しかし、これが出来れば非常に効果的だと思うが、なかなかハードルが高くないだろうか??

著者は中学から大学院まで本について話し合うとある友達がいてとてもいい経験だったと本の中で述べているが、これは幸運な例であると思う。

 

私が本について語り合える機会は友達とのサシ飲みで気分がハイになったときくらいなものだ。

今までの人生で本を読んで来なかったのも原因かもしれないが、この方法は環境に依存すると思う。

しかし環境に依存せず誰でも行えるのがブログでのアウトプットだ。

 

対話ほど他人の力を借りることはできず独りよがりになる危険性はあるが、ブログでは他人に話しかけるように書くので会話と同じように頭がフル回転する。さらにネット上に間違った情報を書いてはいけないので正しく書けるように本をくまなく読めるようになる。

このようにアウトプットの手段としてブログが優れていることがお分かり頂けるだろう。

2-2-2. ブログは社会的活動である

・孤立や寂しさを紛らわせる

孤独感や誰にも必要とされていないという感情は、現代人が抱える大きな問題だ。

再び、最近気に入っているフロムの言葉を引用したい。

どの時代のどの社会においても、人間は同じ一つの問題の解決に迫られている。いかに孤立を克服するか、いかに合一を達成するか、いかに個人的な生活を超越して他者との一体感を得るか、という問題である。 -『愛するということ』 エーリッヒ・フロム

孤立の克服に関しての議論はこの記事の範疇を超えるのでここには書かないが、ブログはこの孤立に対する一種の緩和剤になるのではないかと思っている。

もちろん、ブログを書くことによって孤立が完全に克服されるものだとは全く思っていない。

 

しかし、ブログを通じて自分の経験や知識、考えを発信することで、直接他人の役に立つこともできるし、記事を通じて読者と交流することもできるだろう。

こうした積極的なつながりは、ただ受動的にブログやSNSを見ているだけではなかなか得にくいことのように思う。

このようにしてアウトプットとしてブログを書くついでに社会性を得られるのはなかなか面白いことではないだろうか?

2-2-3. 収益も期待できる

ブログが成長していき人気ブログになれば、広告収入で副業と言えるほどの利益を得ることが出来るようになる(といっても頑張っても数ヶ月はかかるだろうが)。ただし、この目的のみを持ってブログをやるのは非効率で、利益のみを追求するのならば他にもっといい手段があるだろうと思う。とはいえ、自分のためのアウトプットのついでに利益が得られるとあらば、最初は苦労が伴うこともあるアウトプットも気が進むというのが大事だと思うのだ。

 

 3.最後に

大切なことはすぐに実行することだ。世の中には''思い立ったら吉日''という素晴らしい言葉がある。この記事を読んだ今は、行動を起こす絶好のタイミングだ。今以上にいいタイミングはもう来ない。読んだことはすぐ忘れる。今すぐにやってみよう。始めは少し辛いこともあるだろうが、しばらくしたら楽しくなってくるのが世の中だ。

以上、張り合いのない日常を有意義に変える2つの方法でした。長文読んでくださってありがとうございます。指摘や質問などはコメント欄からお願いします。


参考文献・ウェブサイト