リンダの日記

長考する人のブログ。

nvidia-driverインストールに関する落とし穴( UFEIでwindows10とデュアルブートしてる人特有? )

環境

ディスプレイの解像度を変更するのとcuda入れるためにnvidia-driver入れようとしたらはまったのでメモ。

nvidia-driverのインストール

sudo apt purge nvidia*
sudo apt autoremove
sudo apt install nvidia-driver 

Secure Bootが有効 になっていたため、nvidia-driverのinstall途中で「SecureBootが有効になっているから無効にするね、パスワード入れて」みたいな青い画面に切り替ります。

パスワードを入れると続行しインストールが完了するので再起動します。

起動して、

$nvidia-smi
NVIDIA-SMI has failed because it couldn't communicate with the NVIDIA driver. Make sure that the latest NVIDIA driver is installed and running."

Oh, no.

解決法

linuxの標準ドライバのnouveauとの競合など四時間ほど解決策を調べましたが、結局 Secure Bootが無効になっていなかったことが原因でした。

BIOSで Secure Bootをdisableにすればnvidia-driverが認識されます。

BIOSで Secure Bootを disableにするやり方はマザーボードのメーカーでかなり異なるみたいなので適当にググってください。

MSI Z390の場合

UFEIに入り、Security->windows 10 的なやつ に進みます。

そこになんとSecureBootの設定項目があるので(!)、disableに変更します。

反省点と感想

  • 環境構築は沼
  • 環境構築時は焦らずひとつづつ確認しよう
  • 30分考えてわからなかったら人に聞くのが堅実だけど、数時間溶かしてググって自分で解決しようとすると腹に染みた知識が身についていく

ここ半年で読んだ本20冊の中でのスゴ本BEST3

こんにちは。

ハットリです。

 

本当は全部紹介したいのですが、今回は半年で読んだ本のうちのベスト3を紹介いたします。

 


目次

第三位 最速でおしゃれに見せる方法 第二位 幸福論(ヒルティ) 第一位 愛するこいうこと


第三位 最速でおしゃれに見せる方法

 

「ファッションは理論であり、理論を知れば誰でも簡単におしゃれができる。」

 

これを読んで間違いなく人生が少しずつ好転してきている。

 

初対面の人と話すときも、パーティーに参加するときも、研究室でもバイト先でも、ゼミで発言するときも依然よりも堂々と振舞えるようになった。

 

外見を整えるというだけでちょっと自信がつき、より多くのチャンスを拾えるようになる。

 

タイトルこそ自己啓発本によくありそうな誇張タイトルに見えるが、実態はぎっちり身が詰まったメンズファッションの理論の教科書。

 

筆者のMBさんはアパレル業界に長年身を置いているプロ中のプロで、経験に裏打ちされた理論の説得力がこれ以上ないくらいすごい。

 

それでいてアパレル業界に迎合せず、程よく批判的におしゃれ論を語っているのが素晴らしい。

 

また、これを読めば服に対する審美眼が鍛えられるので、金銭的にも効率的におしゃれができるのもポイント。

 

コツをつかめばユニクロでばっちりサマになる。

 

というか最近ユニクロしか着ていない。

 

第二位 幸福論(ヒルティ)

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

  • 作者:ヒルティ
  • 発売日: 1961/01/01
  • メディア: 文庫

 

最初の30ページを読んで度肝を抜かれた。

 

心の底では気が付いていたのかもしれないことがくっきりと言語化され、確信に変わった。

 

ヒルティのとらえた幸福に関する真理は、現在の世間の考えとは真逆だ。

さらに驚くべき点は、ヒルティは100年前にこれを見抜いているのに世間では未だ仕事について間違ったとらえ方をしている人が多いことだ。

 

幸福に生きたいと思っている方、これを読んでほしいです。

 

世の中の空気に飲まれると間違った方向に行く可能性があります。

 

人間は有意義な仕事をすることによってのみ休息ないし幸福は得られるということがこれを読むとわかるはずです。

 

因みにこの本はキリスト教の話がしばしば登場して分かりにくい箇所が多々あるので読みたいところだけ読むことをお勧めします。(特に最初30ページは必読。)

 

私も全部は読んでいませんが、堂々の第二位です。

 

第一位 愛するということ

愛するということ 新訳版

愛するということ 新訳版

今後の人生において、読んでよかった本上位に間違いなく君臨し続けるであろう一冊。

この本は単なる恋愛の本ではなくそれ以上の本だ。

 

この本を読めば、自分の人生を幸せに生きるため、他人の人生を幸せにするために必要な技術がわかる。

他人を愛するためには、その人がどうであるか誰であるかではなく、あなた本人の精神がどれだけ成熟しているのかということが問題となる。

 

ある人にとってはミミが痛くなるような真実だが、それはまさしく恋愛に根本的に必要なことだと確信している。

 

即効性はないがあまりにも深遠で重厚で有意義な本。

 

恋愛だけでなく、人間関係、人生観に対して自分の大黒柱となっているバイブル本といっても差し支えない。

 

最後に

 

いかだったでしょうか? (決まり文句)(決まった)(かっこいい)(黄色い声援)

 

一位二位は哲学・心理学っぽいところもあるのでとっつき辛いかもしれません。

ですが、時代に左右されない本質を持ち、人生の中でボディーブローのように効いてくる本であるのは間違いないです。

即効性が欲しい方は最速でおしゃれに見せる方法も超おすすめです。(こっちも十分本質をついている)

 

ではまたお会いしましょう。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

試験勉強するのが馬鹿馬鹿しく感じる理由

どうも。ハットリです。

 

今回は試験勉強するのが馬鹿馬鹿しく感じる理由についてです。

 

結論から言うと、あなたは将来の目標を見失っているか、そもそも目標がないかのどちらかのせいです。

 

1. あなたの試験勉強の目的は?

受験勉強や院試勉強、テスト勉強といった勉強は試験に通るための単なる手段です。

試験勉強することが人生の目的だ、という人はいないはずです。

では、なぜあなたは試験勉強をするのでしょうか??

 

それは試験に通って卒業するため、志望校に合格するため、そんなところでしょう。

ではもう一つさらに質問です。

 

なぜあなたは卒業したいのですか?

 

なぜあなたは志望校に合格したいのですか?

 

卒業したい理由・志望校に合格したい理由は、色々あると思いますが突き詰めていくと、将来やりたいことをするため(夢を叶えるため)、将来やりたい仕事に就くためになるでしょう。

つまり、なぜあなたが今、試験勉強というveryしんでぃことをしているかというと究極的には将来やりたいことをするため、ということになるでしょう。

 

2. 試験勉強は将来やりたいことをするための手段

将来やりたいことが決まっている人にとって試験勉強は馬鹿馬鹿しくない

将来やりたいことが決まっている素晴らしい人にとっては(本当に素晴らしいと思います)、その目標のために勉強しているということを忘れなければ試験勉強で辛いことがあっても諦めずに頑張れると思います。

 

例えるなら、好きな人に手作りチョコをプレゼントするために頑張って料理するのと一緒です。

 

目的が決まっていれば別にチョコを溶かしたり、慎重に整形したりするのは苦ではないどころか楽しいものでもあるでしょう。

注意点としては勉強に打ち込んでいると真の目標を忘れることがあるので時々思い出すようにしないといけないことくらいですね。

 

しかし、そうではない人が今回の想定読者なわけです。

それではお待たせしました。

将来やりたいことがわからない人は勉強を馬鹿馬鹿しく感じてしまう

目的が定まっていないにもかかわらず、卒業や大学受験等を希望する場合、なんとなくの気持ちで試験勉強をすることになるでしょう。

これほど辛いことはない。

手作りチョコで例えるなら、怖いヤンキーに脅されてチョコを嫌々、強制的に意味もなく作らされるのと同じです。

馬鹿馬鹿しいですね。

考えただけでも嫌になってきますよ。

 

これこそが、試験勉強が馬鹿馬鹿しく感じる理由です。

 

では、どうしたらよいのか?

 

ここまでの文脈を読んできたら分かる通り、将来の目標・夢を持てば良いでしょうね。

 

では、どうしたら将来の夢って見つかるんでしょうか?

 

しかしこれさ、学校ではあまり教えてくれません。

あ〜気になるなあ。

次回、このことを記事にしますので忍耐強い読者の皆さん是非お待ちください。

今回のまとめ


  • 勉強が馬鹿馬鹿しく感じるのは目標がないから
  • それを克服する方法は目標を見つけ出すこと
  • 目標があれば勉強は頑張れる

以上、「勉強が馬鹿馬鹿しく感じる理由」でした。最後まで読んで頂きありがとうございました。

野球に対して私が抱いている一つの大きな疑問

どうも、ハットリです。

 

今日、研究室対抗の野球をやる機会がありました。

 

野球自体は素人の僕でも楽しめたのですが、昔から野球について思っていたことをプレイする中で思い出たので書いていきます。

 

 

 

※以下、野球初心者なのでルールを誤解しているところがあったらすいません。

 

 

 

野球って暇な時間多すぎない?

 

バスケなりサッカーなりバレーなりテニスなり陸上なり、野球以外の他のスポーツでは選手としてゲームしている間は動き回り続けます。

 

勿論、プレッシャーも常にかかっています。出場している間は休む時間などなく、集中し続ける必要があります。

 

しかし、野球の場合、打順が回ってくるまでは待っていなければいけません。その間は直接的にゲームに干渉することはできないでしょう。

 

もどかしくてたまりません。この場合、ベンチに座ってお喋りしていればいいのでまだマシですが。

 

それ以上に守備している間は暇です。

確かに、ボールが飛んでくる可能性は常にあることはあります。ただ、自分の元に飛んでくる可能性が低すぎます。

 

そして他の選手とも離れてしまうためお喋りも出来ません。

何もすることはないのに、大人しく立っていなければなりません。

 

 

野球=劇場型スポーツ?

 

なぜ野球は暇な時間があるのか、と考えた時に一つの理由が思い浮かびました。

 

それは何かというと、野球はプレイヤーよりも観客の存在を重視していて、「見せる」スポーツ、すなわちエンターテイメントだという考えです。

 

日本のプロ野球の観戦の熱狂ぶりを見ればこれは間違いではないでしょう。

プレイよりも観戦の方が好きな人は多いでしょう。それだけ野球は「劇場」としての魅力があるのだと考えられます。

 

野球には他のスポーツにはない、エンターテイメントとして必要な分かりやすいシステムがあります。

 

ゲームでは1人のピッチャーと1人のバッターに人々の関心は集中します。

 

ゲーム進行は一投ごとに進み、試合状況はアウトの数、ストライクの数など数字だけで伝えることができるほど単純で、明確です。

選手の成績すら、数字で多くが説明出来るでしょう。

 

このように1人ずつ打つというシステムの弊害として、守備をする人やベンチで待っている人が発生しているのでしょう。

これは一番の関心事を際立たせるためであり、やむを得ないのかもしれません。

 

 

解決したいこと

 

野球はエンターテイメントを重視しているという、他にはない特徴があることをここまで見てきました。

特異で面白いスポーツであることは僕にも分かります。

ただやはり野球をする上での懸念があります。

 

暇なんですけどどうすればいいですか?

 

僕は動き回るスポーツが好きです。暇な時間があるのは正直しんどいです。

野球に詳しい方、何かいい対処法あったら教えて下さい。何か建設的なことは出来ないでしょうか?

 

ピッチャーになればいいんですかね??

 

以上、「野球に対して僕が抱いている一つの大きな疑問」でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

誰でも出来る、張り合いのない毎日を有意義に変えていく二つの方法

 


目次


 

1.張り合いのない毎日を過ごしている私

どうも。 これまでも何度もブログを書こうとして何度も挫折してきたハットリです。

この章はひたすら自分語りで大した内容もないのでさっさと読みたい人は2章へ。

 

 

四回生になり研究室に配属され忙しい毎日を送るはずが、未だに春休みのような毎日を送っている。さぼっているのかというとそういうわけではなく、私は相変わらず真面目なのである。

原因は環境のほうで、研究室配属が例年よりも2週間延長されたり、 配属後一か月は何も予定がなかったりするためである。

大抵の人は学校の夏休みや春休みといった長期休みを大変に有難がるし、私もいままでは有難がってきた。私が今の暇さ加減を人に話すと大抵羨ましがられる。

しかし今の僕の休みは想像されるほど有り難くない(などど言っていると誰かに刺されそうだが)。

なぜならば自分から求めなければ張り合いのあることを容易に見失い、無気力と孤独に襲われるからだ。

 

院試勉強や就職の準備は長い目で見れば必要だが、そこまで差し迫ったものではないのでそこまでやる気も湧いてこない。

バイトには孤独をいやすために週二回ほど行くが、お金が貯まったからといってそれを使って特段やりたいこともなくそれ以上バイトをしようとは思わない。(生活のためにバイトをしなくてもいいようにしてもらっている親には大変感謝をしなければならないが)

普通の学校の長期休みとは違い、友達は就活など普段通りの毎日を送っているからあまり相手をしてもらえず、趣味をやるにしても遊ぶにしても大抵は一人である。さみちい。

このような状況では自ら張り合いのあることを見つけて無気力から脱する方法を探すしかない。

この問題は大学生が陥りやすいもののように思うし、人生の早いこの時期に経験しておくことはとても大切だと思っているけれど、なかなかつらいものだ。

世の中にはこの解決策は無数にあるだろう。そして、誰もこの問題に対して完璧な解決策は提示できまい。けれども、ここでは私がそんなつらい中でもがいて見つけ出した解決策を二つ紹介するとしよう。

2.張り合いのない毎日を有意義に変えていく二つの方法とは

 

それはずばり、読書ブログである。

 

「おっと、なんだこれは、あまりにも地味だ!!!ひどい!! Too bad!!!」

「私は海外へ留学したり、何か資格を取ったり、恋愛に浸ったり、スポーツに打ち込んだりといった大きな夢を追いかけるようなスケールの大きい解決策を期待していたのに。」

となどとお思いの方も多いと思うがそういう方を無視しているわけではない。

 

この読書ブログは人間として人生を生きる上での母艦になるだろう。数学において発展問題を解こうと思えば基礎問題をひたすら叩き込むことが大切なように、大きな夢を追いかけようとするならば、人生の土台を固めていくことは重要になるのではなかろうか。

 

以上を踏まえたうえで二つの方法について解説していこう。

2-1. 読書

2-2-1. なぜ読書か

ところで読書に拒絶感を持っている人は多いのではないだろうか?大学生協の2018年データでは実に48%の大学生が本を全く読まないことが分かっている。

かく言う僕も、少し前までこの48%の中の一人だった。驚かれるかもしれないが、漫画すら読んだことがないくらい最近になるまで読書はほとんどしてこなかったし、せいぜい読んだ本と言えばゲームの攻略本くらいなものだった(マジで)。読書はどうもお勉強してる感があって好きではなかったし、自分は読書とは縁がない人間だと思い込んでいた。

そんな読書嫌いな私は、大学に入ってから読書の大切さを謳ったネット記事や、大学の先生にときどき遭遇した。「読書したからここまで出世できた」とか「世界で成功した人には読書家が多い」といったことが言われていた。

そんな漠然とした読書不足に対する不安を抱きながら少しづつ本を読みつ止めつしていたところ、不意に暇つぶしに入った本屋で最近の自分の読書の指針となる本に出合う。

それが『読書する人だけがたどり着ける場所』である。表紙は真面目っぽさ全開で嫌な感じを覚える人もいるかもしれないが、残念ながら内容はいたって真面目である。しかし、真面目の権化である斎藤先生の文章は、単純明快で面白いのだ。 

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

  • 作者:齋藤 孝
  • 発売日: 2019/01/08
  • メディア: 新書

まえがきからはっとさせられる。「わざわざ本を読まなくてもネットでいいじゃないか」という意見を「向き合い方」の観点から論破。スマホに張り付いていた自分に猛省する。

人生を豊かにしてくれるツールとしての読書を本の出合い方、読書法やブックガイドを交えながら、分かりやすく教えてくれる。著者・齋藤孝先生が深い知識・経験を持った教養人であり説得力がすごい一冊。

この本に出合ってから本の読み方を知って本にハマれるようになった。

本で新しい知識・考え方を得れば日常生活で試したくなってくる。うまくいったときは嬉しいし成長を感じられる。これこそ人生で私の求める一つの「楽しい」の答えだ。

2-1-2. 私の読書目標(例)

最近は以下のブックガイドも参考にしている。時代の荒波を超えてきた質の高い名著ぞろいなので大学生に非常におすすめ。もちろんそうでない人にとってもあまりにも有益だと思う。

大学教師が新入生に薦める100冊(私が知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる)

100冊全制覇して書評を書くのが今の目標。

因みに100冊リストのうち既読が

  1. 『生命とは何か』エルヴィン・シュレーディンガー岩波書店
  2. ガリヴァー旅行記ジョナサン・スウィフト岩波文庫
  3. 『愛するということ』エーリッヒ・フロム/鈴木晶訳(紀伊國屋書店
  4. 君たちはどう生きるか吉野源三郎岩波文庫
  5. 方法序説』ルネ・デカルト岩波書店

の5冊。

途中読みが

  1. 『理科系の作文技術』木下是雄(中央公論社
  2. 『知的複眼思考法』苅谷剛彦講談社α文庫)
  3. ゲーデルエッシャー、バッハ』ダグラス・ホフスタッター(白揚社
  4. 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』リチャード・ファインマン岩波現代文庫
  5. 『一九八四年』ジョージ・オーウェル(ハヤカワ文庫)
  6. 『こころ』夏目漱石(新潮社)
  7. もやしもん-TALESOFAGRICULTURE-』石川雅之講談社
  8. 『生きがいについて』神谷美恵子みすず書房
  9. 『国家』プラトン岩波書店
  10. 『日本人の英語』マーク・ピーターセン(岩波新書
  11. 『理系のための研究生活ガイド』坪田一男(講談社

の以上11冊。

社会人になるまでに読みきりたい。それも、一回読んでおしまいではなくて、しっかり自分の血肉になるまで。

 

以上、読書について紹介した。

張り合いのない毎日を、読書で成長しながら楽しい毎日にするのはどうだろうか。

続いてはブログについて!

2-2.ブログを書く

なぜブログか

まず前提として、ここでのブログはアフィリエイトメインのブログやキュレーションサイトではなく個人ブログを指すことにする。

さて、ブログを書いて一体何になるのだろう??SNSで気軽に自分から発信できる現代でのブログの価値とは、一体何だろう??

ブログとは、「自身が成長しながら、自分にも他人にも喜びを与えられる資産」と私は考えている。私自身ブログ初心者で説得力に欠ける面があるが、それでも既にブログの有益性を感じている。

私がこのように考える理由は大きく分けて三つある。以下、一つずつ紹介していく。

2-2-1. 書き出すことでより物事を腹で理解できるようになる

アウトプットは大切だ、とよく言われる。教科書を読んでも演習問題を解かなければほとんど見に付かない。教科書だけ読んで分かった気になってテストを受けてみたら、全然出来なくて単位を落としたほろ苦い経験は誰にでもあるのではないだろうか??私はあります。

世の中にあるさまざまな技術を習得するためには、先人たちが積み上げた理論や経験を聞くのも大事で欠かせないものだが、それだけでは不足している。技術の習得には自ら習練に励むことも必要なのだ。

 

ドイツの社会心理学精神分析、哲学の研究者であるエーリッヒ・フロムは次のように述べている。

技術を習得する過程は、便宜的に二つの部分に分けることができる。一つは理論に精通すること、いま一つはその習練に励むことである。 -『愛するということ』 エーリッヒ・フロム

そして技術の習練とは、実際に自分で腑に落ちるまで、腹で理解するまで使ってみることだ。

実際の経験を山ほど積んで、理論的知識の集積と実践の結果が一つに融合し、自分なりの直感が得られるようになったときにはじめて、(中略) マスターしたといえるのだ。この直感こそが、あらゆる技術の習得の本質である。 -『愛するということ』 エーリッヒ・フロム

 

スポーツであれば、素振り・シュート練習などで「正しいフォーム」という理論の習練をすることが欠かせない、と勝手に思っている。これまでの私の経験上、スポーツを極めようとしている人は自分には見えないところで(こっそり)猛烈に基礎練習をこなしている。

 

勉強であれば、良い演習問題を数多くこなすことは習得するための王道だろう。

しかし、世の中には良いアウトプットが難しいものがある。

 

例えばその一つが、毎日を有意義に変えていく方法一つ目の読書である。

読書のアウトプットをブログでやる

本もただ読むだけではなんとなく分かった気にはなりはするものの、実のところ全く身についておらず、すぐに忘れてしまった経験がある人は少なくないのではないだろうか??

読書の項でも紹介した『読書する人だけがたどり着ける場所』において、読書のアウトプットで特におすすめされていたのが、友達との対話である。

 

しかし、これが出来れば非常に効果的だと思うが、なかなかハードルが高くないだろうか??

著者は中学から大学院まで本について話し合うとある友達がいてとてもいい経験だったと本の中で述べているが、これは幸運な例であると思う。

 

私が本について語り合える機会は友達とのサシ飲みで気分がハイになったときくらいなものだ。

今までの人生で本を読んで来なかったのも原因かもしれないが、この方法は環境に依存すると思う。

しかし環境に依存せず誰でも行えるのがブログでのアウトプットだ。

 

対話ほど他人の力を借りることはできず独りよがりになる危険性はあるが、ブログでは他人に話しかけるように書くので会話と同じように頭がフル回転する。さらにネット上に間違った情報を書いてはいけないので正しく書けるように本をくまなく読めるようになる。

このようにアウトプットの手段としてブログが優れていることがお分かり頂けるだろう。

2-2-2. ブログは社会的活動である

・孤立や寂しさを紛らわせる

孤独感や誰にも必要とされていないという感情は、現代人が抱える大きな問題だ。

再び、最近気に入っているフロムの言葉を引用したい。

どの時代のどの社会においても、人間は同じ一つの問題の解決に迫られている。いかに孤立を克服するか、いかに合一を達成するか、いかに個人的な生活を超越して他者との一体感を得るか、という問題である。 -『愛するということ』 エーリッヒ・フロム

孤立の克服に関しての議論はこの記事の範疇を超えるのでここには書かないが、ブログはこの孤立に対する一種の緩和剤になるのではないかと思っている。

もちろん、ブログを書くことによって孤立が完全に克服されるものだとは全く思っていない。

 

しかし、ブログを通じて自分の経験や知識、考えを発信することで、直接他人の役に立つこともできるし、記事を通じて読者と交流することもできるだろう。

こうした積極的なつながりは、ただ受動的にブログやSNSを見ているだけではなかなか得にくいことのように思う。

このようにしてアウトプットとしてブログを書くついでに社会性を得られるのはなかなか面白いことではないだろうか?

2-2-3. 収益も期待できる

ブログが成長していき人気ブログになれば、広告収入で副業と言えるほどの利益を得ることが出来るようになる(といっても頑張っても数ヶ月はかかるだろうが)。ただし、この目的のみを持ってブログをやるのは非効率で、利益のみを追求するのならば他にもっといい手段があるだろうと思う。とはいえ、自分のためのアウトプットのついでに利益が得られるとあらば、最初は苦労が伴うこともあるアウトプットも気が進むというのが大事だと思うのだ。

 

 3.最後に

大切なことはすぐに実行することだ。世の中には''思い立ったら吉日''という素晴らしい言葉がある。この記事を読んだ今は、行動を起こす絶好のタイミングだ。今以上にいいタイミングはもう来ない。読んだことはすぐ忘れる。今すぐにやってみよう。始めは少し辛いこともあるだろうが、しばらくしたら楽しくなってくるのが世の中だ。

以上、張り合いのない日常を有意義に変える2つの方法でした。長文読んでくださってありがとうございます。指摘や質問などはコメント欄からお願いします。


参考文献・ウェブサイト

お手軽志賀直哉『小僧の神様』の備忘録 ~善行の心理~

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

・まえがき

明日から城崎温泉へ旅行するのだが、どうやら私の下調べに拠ると城崎温泉は文豪に好かれた温泉のようだ。文学に疎い私でも知っている、かの有名な志賀直哉氏が城崎をモチーフにした小説を書いていたそう。時間もあるし読んでから行こう。大学の図書館で探すと赤い岩波文庫(古いせいか厚紙で包まれており真っ白だったが)の短編集『小僧の神様他10扁』に『城の崎にて』が収録されているらしい。横にあった暗夜行路ごと借りてきた。

最初から飛ばさずに読む主義のため11の短編のうち最初の『小僧の神様』から読んだ。以下はあらすじと感想。

・あらすじ(ネタバレあり)

舞台はこの作品が書かれた1928年ごろの秋の東京だろうか。同じ秤屋で働く番台が言っていた旨い屋台の鮨屋の噂を聞きつけた、13,14歳ほどの仙吉という小僧は仕事の用のついでにその鮨屋に入るが、資金不足で1つも食べられず悔しい思いをする。居合わせたとある貴族院議員は可哀そうだと思いながらも勇気が出せず何もしてやれなかった。ある日その議員が偶然小僧のいる秤屋を訪れた。小僧は議員のことを覚えていなかったが、議員は小僧のことを認めた。そこで以前は出せなかった勇気をふり絞って小僧をとある鮨屋へと連れ出した。議員は先に店に代を払い小僧に名前も告げず去ってしまった。小僧はそこで鱈腹旨い鮨をご馳走になった。

その日家に帰った議員は善いことをしたにもかかわらず不思議と淋しい気持ちになる。しかしそれも日とともに跡形もなく消えていった。

一方小僧は、鮨屋の場に議員が居合わせていたことに気付かないので、自分に奢ってくれた「あの人」は自分の心を見透かす神様なのではないかと信じ込んだ。いつかまた「あの人」が思わぬ恵みを持って自分の前に現れてくることを願って。

・考察

20頁ほどで文章も簡潔なので非常に読みやすく小中学校の国語の教科書に載ってそうな感じもするけどなかなか面白い(語彙力)。私的この小説の注目点は小僧に鮨をご馳走するという議員の粋な善行の後の双方の心理。自分はこれほどの善行をしたことがないのでわからないが、善行をしたら「自分善いことしたぞ!気持ちいい!」くらいの晴れやかな感じになりそうなもの。しかし議員は善い気持ちになるどころか嫌な気持ちになっている。

’’’自分は当然、ある喜びを感じていいわけだ。ところが、どうだろう、この変に淋しい、いやな気持は。何故だろう。何からくるのだろう。丁度それは人知れず悪いことをした後の気持ちに似通っている。'''

この気持ちに対して議員は以下のように考察している。

’’’もしかしたら、自分のしたことが善意だという変な意識があって、それを本統の心から批判され、裏切られ、嘲られているのが、こうした淋しい感じで感ぜられるのかしら?'''

今までこのように考えたことはなかったのだが、これは分かる気がする。心からの善意ではなく、自分を善い人だと思われたいがための見栄じゃないか、偽善なのではないかと考えて苦しい気持ちになるのだろう。

反対に小僧は奢られたことを心から素直に喜び、神様だと心から信じきってずっと心の中に残っている。議員とは対照的に一点の曇りもない嬉しい気分である。しかしこの小僧の喜びは空しくも議員には届いておらず、むしろ気持ちは忘れ去られていってしまっている。叶わない話だが、議員にこの小説を読ませてあげたい。

・参考文献

志賀直哉小僧の神様 他十篇』岩波文庫

WSLでdockerの最新安定版(2018/11/5現在)が動かないのでハマった。

トリです。

windows10(非Pro)でのローカル開発環境としてWSL(Ubuntu16.04)にdockerを入れようとしたら見事にはまったのでその軌跡を記録。最終的には解決しました

1.公式サイトの手順に沿ってインストール

Get Docker CE for Ubuntu(公式サイト)

公式サイトにある手順のうち、王道っぽいレポジトリを使った方法でインストールして以下のコマンドでちゃんと入ったか確認。

$ docker version
Client:
Version: 18.06.1-ce
API version: 1.38
Go version: go1.10.3
Git commit: e68fc7a
Built: Tue Aug 21 17:23:18 2018
OS/Arch: linux/amd64
Experimental: false
Cannot connect to the Docker daemon at unix:///var/run/docker.sock. Is the docker daemon running?

デーモンが起動してないみたいなので起動させる。

$ sudo service docker start
[ ok ] Starting Docker: docker.
$ sudo service docker status
[FAIL] Docker is not running ... failed!

なんじゃこりゃ。成功メッセージは出るが実際は動いていない模様。

2.迷走

まず始めに以下の記事が目につき、Intel Virtualization TechnologyがOnの場合dockerが起動できないことがあると書いてあったのでOFFにしたがまだ治らず・・・

WSLのdocker daemon自動起動させるhttps://qiita.com/forest1/items/ab6d8b345653c614229b

勘違いしてUbuntu18.04じゃなくて16.04でやってみたりしたがそういう問題ではなく時間を浪費。

※余談だがMicrosoft Storeには

  • Ubuntu
  • Ubuntu18.04 LTS
  • Ubuntu16.04 LTS

の三つのUbuntuがあり、そのうちバージョンがついてないものは18.04 LTSの模様。

そうこうして色々ググっていると以下の記事にありつく。

3.解決

どうしてもDocker on Ubuntu 18.04 on WSL したかった https://qiita.com/guchio/items/3eb0818df44fdbab3d14

結局、Docker 17.09.1 からの追加されたマウント時の処理の一部をWSLがサポートしていないためdocker最新版は現状wsl上では動かないそう。 記事の手順に沿ってパッケージからdocker17.09.0をインストールしたら無事hello world出来ました!やったね!

色々落とし穴があることを除けばWSLは非常に使いやすいのでいつか改善されるといいなぁ。

それでは。